景色を味わう

景色を味わう
ある書籍で

「景色を味わう」

という言葉を見つけました。

 

「味わう」

「熱々の鉄板の上のジューシーな肉汁が滴るハンバーグを、フォークで刺して口に運ぶ、口に入れた瞬間に肉汁が溢れ出して、口全体に芳醇な肉の香りと味が広がっていく」

 

これが私の中の「味わう」。

私の中では、主に味覚と嗅覚に関係することでした。

 

ですので、「景色を味わう」という言葉にとても違和感を持ちました。

そしてとても興味深く感じました。

ただその時はどんな感じだろう?とイメージできずにいましたが、「どんな感じか知りたいっ」と思ったものです。

 

 

今日、新幹線の車窓を眺めていた時、

ふと「あーこれが味わうか」と納得する瞬間がありました。
車窓に美しい景色がパッと飛び込んできました。

「青々と緑が茂った小高い山で、横に広がる稜線の麓には幾つかの民家がポツポツと立っている」とても美しい山の風景でした。

そしてこの山を麓の民家から眺めたらこんな感じだろうとか、いろんな場所から山を眺めるイメージがいくつも思い浮かびました。
そして思いました。「あーこれが味わうか」と。

 

ここでお話ししたいのは、「味わう」言葉の意味ではありません。
ルータイスのコーチングメソッドに「ゴールが先、認識が後」というものがあります。

私がある本で「景色を味わう」という言葉を知り、それが「どんなのか知りたい!」と考えた結果、ふとした時に「あーこれかー」と気づいたことです。

この場合「どんなものか知りたい!」がゴールで、「あーこれかー」が認識です。

 

新たにゴールを設定することで、今までのなんとなく見ていた景色の中に「違う視点」が加わりました。

この「違う視点」はあらゆることに設定可能です。ただ本気で「知りたい!」と考え、心に留めておくことです。スマホなどにメモを取っておくのもいいでしょう。設定すれば設定するほど、いつもと同じ景色の中に発見や感動が増えていきます。

「やってみたいこと」「知りたいこと」をたくさん心に留めていきましょう。その一つ一つが人生を豊かにしていき、さらに多くの新たな興味が湧きあがっていくことでしょう。

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