ゴールが先、認識があと

昨夜、奇妙な体験をしました。
思い起こすと「ゴール設定」に関係することでしたので、ご紹介したいと思います。

ゴールで認識が書き換わる体験

運動場で大学のゼミ仲間とサッカーをしました。

 

サッカーをするのは高校の体育以来で、いざフィールドを走って見るとサッカーボールに追いつくのもやっと。

走れないし、ぜんぜん思った様にいかない。

 

「サッカーとてもしんどいよね。これって楽しいの?」

が正直な感想でした。
こんなことを小学校の中休みにも思ったよな、なんてことも考えてました。

 

そうなってくると、急にやる気がなくなって来ました。

 

 

 

そんな中、フィールド外から颯爽と有名なサッカー選手が現れて、
「パス出すので、それをシュートしてみて!」
と言いました。

 

そして、出てきたパスがめっちゃ速い!

 

全力でダッシュして届くかどうか。

 

 

そんなパスが何回も繰り返されます。

なんか悔しいから、追いついてシュートしたい!の一心で、ダッシュします。

現状の外側へのゴール設定

何本か後、
なんとバッチリとボールに追いつき、イメージした様なシュートを打てました!

 

 

自分の前方に向かってくるボールに軌道を合わせダッシュし、

最後の一歩を左足で踏み込み、

右足をゴールに向かって振り抜く。

 

すると面白い様にボールが浮き上がり、ゴールネットへと軌道が変わります。

そしてゴールキーパーの左斜め上をかすめて、ゴールネットに突き刺さりました。

 

「めっちゃ気持ちいいやん!だからみんなサッカー好きなんだ!」

ダッシュしてしんどかったことも一瞬にして吹き飛びました!

 

 

最高のシュートを体験した私は、

「もっとシュートがうまくできる様になりたい」
「もっと走れる様になりたい」

といろんな考えが浮かんできて、とてもワクワクしました。

「もっとサッカーしたいな」と。

 

そして
「ゴールってこんな一瞬の体験から生まれるんだな」
と感じたのです。

 

ゴールが先、認識が後

私は今までサッカーを観戦することはあっても、プレイすることはありませんでした。

 

ひょんな事から実際にやることになって仲間とプレイしてみても、しんどいだけ、ぜんぜん楽しくありません。

その上、走って疲れてくるので、テンションはドンドン下がってきます。

 

しかし、プロのサッカー選手にパスを出してもらい、

イメージ通りのシュートが打てると、

一瞬でサッカーのイメージが書き換わります。
「自分にもできるんだ!」という確信が生まれました。

そしてその確信から

「颯爽とパスに追いつきシュートしている自分」

という未来の明確なイメージができあがります。

 

これがゴールです。

 

そうすると、もっとできる様になるには、もっと走れる様になりたい!という考えが生まれます。

 

今まで「走るのしんどい」とネガティブに考えていたのが、
「走れる様になるともっとできる」と走ることに対して印象がポジティブに変わります。

 

走ることが「しんどいこと」ではなく、「ゴールを達成するための行動」に変わったからです。

 

こうしてゴールができて、「走ること」に対する認識が変わりました。
まさに「ゴールが先、認識が後」ですね。

 

 

ゴールを設定するときの3つの条件

ゴールを設定する中で、3つだけ条件があります。
1つ目が、自分が本当に望む未来だということ
>これは、その未来を考えた時にワクワクするかがポイントです。意外と他の人が言ってたから、というものを選択しがちなので、本当にその未来に「自分が」ワクワクするかを考えてみてください。

 

 

2つ目が、今のままの自分では叶わないこと(現状の外側であること)
>自分のコンフォートゾーン内でできるならワクワクしてこないです。だって今すぐできますから。

 

 

3つ目は、複数の分野にゴールを設定すること
>今回はスポーツのゴールが新たに生まれた瞬間をお伝えしました。私の場合、コーチのゴール、仕事のゴール、家族のゴール、社会貢献のゴールなどの他に、睡眠環境のゴール、自分の筆記具のゴール、時間の使い方のゴール、なんてものもあります。

 

ゴール設定で最も大切なこと

 

そしてゴール設定において、とても大切なことをお伝えします。

 

「ゴールは誰にも言わない」

 

ゴールは自分にとってワクワクすることなので、

家族や恋人、友人に自慢したくなりますが、

決して言ってはダメです。

 

ゴールはまだあなただけしかイメージできていない未来に設定しています。

しかし、周りの人たちは、あなたの過去の結果しか知りません。

だからこそ、

「それは今の君にはちょっと無理じゃないかな。こっちの方が現実的にできそうだよ」

と心配して助言してくれます。

 

しかしその助言はゴールをドンドン下げ、今のままでできてしまうワクワクしないものに落としてしまいます。

人は、相手の過去できたこと、できなかったことで、その人の未来を評価しがちです。

自分のことをよく見てくれる家族であればあるほど、その傾向が濃くなります。

そして親切で「今できることから始めよう、それが君らしいよ」と助言してくれるのです。

 

ゴールは誰にも言ってはいけません。

 

どういう仕組みでゴールが実現するのか?

 

私たちのマインド(脳と心)には、コンフォートゾーンが存在します。
コンフォートゾーンとは、

「自分」と「自分以外の存在、物事や概念」との関係を集めたもの、のことを指します。

自分にとってそれが普通な関係です。

 

例えば、今のサッカーの話だと、私にとって「ダッシュで走る」ということは、「しんどい」という認識でした。
つまり、「ダッシュ=しんどいし、楽しくない」が私とダッシュとの関係で、私のコンフォートゾーンでした。

 

しかし、「颯爽とパスに追いつきシュートしている自分」という明確なゴールのイメージができると、「ダッシュ=最高に気持ちの良いシュートが打てる鍵」という認識に変わりました。

コンフォートゾーンが拡がったのです。

 

コンフォートゾーンを広げるには条件があります。

本当に自分が望むことです。

 

今回はプロの選手に助けてもらいながら、「未来に自分ができるようになる」という確信のイメージが生まれ、ゴールができました。

 

未来の確信である「明確なゴールのイメージ」が生まれると

「ダッシュ」の認識が今の関係のままではいられなくなり、

今の「ダッシュできないししんどい」というコンフォートゾーンから、

「ダッシュができていいシュートが打てるから気持ちいい」という

未来のコンフォートゾーンが選択され、コンフォートゾーンが広がります。
そうなると、今あまりダッシュができない自分では満足できなくなり、ダッシュができるようになるように意識的にも無意識的にも方法を探していき、選択したコンフォートゾーンと現実を一致させようとします。そうやってゴールへ向かっていくのです。

 

ゴールのイメージの臨場感(確信度)が高ければ高いほど、未来のコンフォートゾーンは選択され続けます。

しかしゴールが現実とかけ離れている大きなものであればあるほど、臨場感(確信度)を保つのは大変です。

そのための有効な方法ががアファメーションなのですが、アファメーションについては、また違う機会に書くことにしましょう。

 

過去ではなく、未来に生きる

自分の1日を見渡して見ましょう。

そこには、あなたが過去に選択してきた今の自分との関係が存在しています。

それが、現在のあなたのコンフォートゾーンと言えるでしょう。

 

では、あなたと周りの環境(コンフォートゾーン)の中で、

「もっとこうしたい!」

「こう変えたい!」

というものはないでしょうか?

 

そして、そうなった未来を想像してワクワクすれば、それはゴールのイメージかもしれません。

 

 

どんなことでもいいです、自分が見渡せる範囲でワクワクするもの見つけて、ゴールを設定してみましょう。

 

そしてそれを習慣化し、いろんな方向、いろんな分野に広げていくのです。
その一つ一つがあなたの望む未来を作っていきます。

 

ワクワクする未来を想像しましょう。

 

 

 

 

 

p.s.
冒頭に奇妙な体験をしました。と書きました。
じつはこの体験は昨夜私が見た夢なのです。とてもリアリティがある夢で、かつ夢の中の行動もコーチングに基づいていることに感動しました。
夢の体験からゴール設定の重要な要素を再確認できましたので、この記事を書きました。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で