エフィカシーを高める方法とライジングサン


「ホリゾンライト」ってご存知ですか?

私がホリゾンライトを知ったのは、中学校の体育館の舞台上でした。

 

ホリゾンライトは、舞台上の壁に当てることで、壁全体が色ずき全体の雰囲気を演出します。

 

薄く明るいオレンジ色で16時ごろの空を。

濃くオレンジ色で太陽が沈む時間を。

真っ白でとても明るくすることで真夏の昼間を。

 

ライトの色と明るさで様々なシチュエーションを演出し、舞台上の演技に視覚的に臨場感を与えてくれます。

 

 

今朝、朝日が空に映り壮大に色が広がっているのを見て

「ホリゾンライトみたい」と自然と言葉が出て「はっ」としました。

 

「ホリゾンライトって、こういう風景を見た時にできたんだ!」
と。

 

この世界に表現されている人工物の全てが、たった1人の感動や閃きから、頭の中で創造されたものです。

 

 

きっとこういう感動的な朝日を見た時に、
「この朝日を舞台に表現できたらすごいだろうな」
と考えた人がいたんですね。

 

感動は、無意識に「強い記憶」として保存されます。

 

ルー・タイスのコーチングでは、感情が伴った記憶を「情動記憶」と言います。
そしてその強い情動記憶が組み合わさって、新たな想像を生んでいきます。

 

その想像したものの中で、「自分で本当に実現したい」と認識したとき、ゴールとなります。

 

ゴールができると、そのゴールに足りないものを無意識がどんどん探していき、ゴールに足りないパーツが揃っていきます。

 

 

ひとつ注意しなくてはならないのは、情動記憶には「良い情動記憶」と「悪い情動記憶」があることです。

 

感動したことや嬉しかったこと、楽しかったことなどは、その感情とともにその状況が無意識に記憶されます。

これが「良い情動記憶」です。

私が朝日を見て感じた感動も良い情動記憶ですね。
反対に、腹が立ったこと、残念に思ったこと、ネガティブになってしまったことなども、その感情とともに同じように無意識に記憶されます。

 

ネガティブな感情が頭を回って憂鬱になってしまう。
失敗を恐れてやる気を失ってしまった。

なんてことはありませんか?

 

 

マインド(脳と心)の使い方を理解すると、この対処法がわかってきます。

その理論が、ルー・タイスのコーチング理論です。
その中からひとつご紹介しましょう。

どうやったらネガティブな状態から抜け出し、ポジティブでいられるのか?

 

それは、
良いことがあったときに、
「自分を思いっきり褒めちぎる」
ことです。

 

強い感情が伴った記憶は、無意識に強く記憶されます。

 

人は、失敗してしまったときに激しく感情が動きます。
そしてそのネガティブな感情を引きずりやすくなっています。

 

あなた自身がネガティブなわけではなく、これは人間に備わった機能なので、普通のことです。

その理由を説明しましょう。

 

太古の昔、失敗ひとつが「自分や家族の命」に関わりました。
だから二度と失敗しないように、失敗したときの怖い・恐ろしいといった感情とそのときの状況が強く記憶として残るように、機能として深く備わりました。

 

この機能は、
「死の確率を下げる」
というサバイバルの中で素晴らしい効果を発揮します。

 

逆に「成功したこと」はあまり記憶されていません。
細かい小さな成功を記憶しても、失敗を記憶させるより「死の確率」を下げる効果は期待できないからです。逆に調子に乗って死を招くことになるかもしれません。

 

私たちは本能的に成功したことよりも、失敗を強く記憶するようになっているのです。

 

さて私たちが今悩んでいることは、生死に関わることでしょうか?

ほとんどの場合「生死の問題」ではないでしょう。

ということは失敗を引きずる必要が全くないのです。
死なないわけですから。

 

では、
この備わった機能をオフにし、
ポジティブにしていくにはどうすればいいでしょう?

 

そう。

先ほどの、

良いことがあったときに、
「自分を思いっきり褒めちぎる」

ことです。

 

人間は良くないことには自動的に強い感情が伴いますが、
良かったことにはサラッとしています。
そこを意識的に変えていくのです。

 

はじめは過剰なほど喜びましょう。

褒めちぎるのです。

 

どんなことを褒めましょう?

 

全てのことです。
自分らしい行動ができたときは全てです。

 

朝起きれた。
朝ごはんが美味しかった。
時間通りにできた。
思った通りになった。
ちょっと片付けた。

 

手初めに、今日良かったことを3つ思い出してみてください。

どんな小さなことでもいいです。自分が思った通りにできたことを思い出しましょう。
そしてそのことをもう一度思い返して「やった!」と褒めましょう。

 

こうやって一つ一つ意識を向けていくと、毎日多くのことに成功していることに気づけます。

そして、良い感情が伴った情動記憶を無意識の中にどんどん貯めていくことができます。

 

ここがとても重要なポイントです。

良い情動記憶が伴った記憶を無意識に溜め込むことで、未来の選択が大きく変わっていくからです。

 

最後にエフィカシーのお話を少ししましょう。

エフィカシーとは、

「未来のゴール達成するための自己能力に対する自己評価」です。

 

簡単にいうと

「私にはできる!」

という未来の自分の能力を確信することです。

 

このお話のタイトルに「エフィカシーの高め方」とあります。

エフィカシーを高めるにはどうしたらいいでしょうか

 

 

このお話全体が、エフィカシーの高め方のエッセンスを散りばめています。

「?」となった方は、また読み返してみてくださいね。

お会いしたときに質問してもらってもいいです。

 

そして、エフィカシーが高いポジティブな状態を維持するにはどうしたら良いのか??

それにはゴール設定とゴールの再設定、アファメーションとビジュアライゼーションとなってくるのですが、それはまた別の機会にお話ししましょう。

 

自分を褒めるのはとてもとても大事です。
まずはどんどん褒めてください。エフィカシーを高める環境を作りましょう。

 

 

このお話を書いて、私も結構自分を褒めました。
だって朝日見てホリゾンライトのルーツに感動して、ここまで話を膨らますの凄くないですか(笑)

ライジングサンが私のエフィカシーをまた上げてくれたわけです。

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